チャガルチ市場は韓国最大の水産市場です。釜山の南浦洞の海沿いにあります。商売の多くは「チャガルチ・アジメ」と呼ばれる女性の商人たちが担っており、生きた魚介を扱い、値段を決め、訪れた人に選び方を案内してくれます。市場は騒がしく、水気が多く、混み合っていますが、手順がわかれば簡単に利用できる仕組みで動いています。このガイドでは、市場の構造、買い方、食べる場所、注意すべき点を紹介します。
市場の構造
本館には2つの営業フロアがあり、外の通りには屋台が並んでいます。
- 1階: 生きた魚介の水槽がずらりと並んでいます。魚や貝などの水産物を、水槽から直接販売しています。
- 本館の上階: 下の階で買ったものを、調理料を払って調理したり提供したりしてくれる食堂があります。
- 屋外の屋台: 外の通り沿いの商人が、新鮮な魚介や調理済みの魚介を販売しています。何かを決める前に見て回るのに最適な場所です。
床は濡れていて滑りやすいことが多いため、サンダルよりも、グリップのある履き口の閉じた靴がおすすめです。

見られるものと買うべきもの
よく見かけるのは、ヒラメ類、ホヤ、アワビ、タコ、カニなどです。それぞれ好みに合うものが異なります。
- ヒラメ類: 刺身(フェ)の定番です。身がしっかりしていて味が穏やかなので、初めての方に向いています。
- アワビ: 歯ごたえがあり、すっきりした味わいで、通常は刺身か軽く加熱して出されます。
- タコ: 非常に新鮮でまだ動いている状態で出されることもあれば、加熱されて出されることもあります。どちらになるのか確認してください。
- カニ: 通常は蒸すか茹でて出され、火の通った魚介が好きな方に適しています。
- ホヤ: 塩気とミネラル感が強く、苦手に感じる人が多い味です。まず少量から試してください。
買い方
手順は簡単で、いくつかの習慣を守れば、ほとんどの問題は避けられます。
- 選ぶ前に、ひと通り端まで歩いて見てください。商人が声をかけたり手招きしたりしますが、見るだけで買う必要はありません。
- ほしい魚や貝を正確に指さしてください。大まかな説明に頼らないでください。
- 締めたり切ったりする前に、合計金額を確認してください。翻訳アプリ、電卓の画面、または書いた数字を使い、指さした個体の金額であることを確かめてください。
- 値段が1匹(1個)あたりなのか重さあたりなのかを尋ね、同意する前に単位を確認してください。
- 上階で食べる予定なら、最初に伝えてください。そうすれば商人が食堂用に下ごしらえをして上に送るか、持っていく場所を教えてくれます。
この種の市場では多少の値切りは一般的ですが、強く押すよりも、丁寧で親しみやすい態度のほうが効果的です。小さな屋台では好まれる支払い方法がある場合があるため、支払い方法は商人に確認してください。

食べる場所
主に2つの方法があります。
- 上階の食堂: 下の階で買ったものを、調理料を払って調理したり刺身にしたりしてくれます。テーブル、副菜、調理を担当するスタッフがそろっており、座って食事をするには最も確実な方法です。座る前に、調理料と含まれる内容を確認してください。
- 屋外の屋台: 海沿いの通りを歩きながら、気軽にさっと食べるのに向いています。
具体的な店名は、最新の口コミや詳細が掲載されているNaver MapやKakao Mapで確認するのがおすすめです。営業時間や定休日もさまざまなので、訪れる前に公式サイトやそれらの地図アプリで確認してください。
刺身の食べ方
刺身(フェ)は一連の付け合わせと一緒に食べるもので、その組み合わせが大切です。
- 刺身の一切れを、サムジャン(味噌ダレ)やコチュジャンにつけます。
- サンチュで包み、皿に添えられたニンニクや青唐辛子があれば一緒にのせます。
- 包んだものを一口で食べます。
魚の骨、頭、切れ端は、刺身を食べたあとに辛い鍋(メウンタン)として煮込んでもらえることがよくあります。含まれているのか、追加メニューなのかを確認してください。
アレルギーと食品安全に関する注意
- 貝類・魚のアレルギー: 市場全体が海産物を中心に成り立っており、屋台、まな板、水槽の間での交差接触は日常的です。重いアレルギーのある方は、訪問を見送ることも検討してください。スタッフが分離を保証できないことがあります。
- 生の魚介: 妊娠中の方、幼い子ども、高齢者、免疫力が低下している方は、一般に生魚を避けるよう勧められています。代わりに、蒸しガニや焼き魚などの加熱した料理を選んでください。
- ソースと付け合わせ: サムジャンやコチュジャンには大豆が含まれていることが多く、ほかのアレルゲンが含まれている場合もあります。気になる場合は、食べる前に確認してください。
- ベジタリアン・ビーガン: 選択肢は非常に限られており、スープや副菜に魚介が使われていることがよくあります。
- 鮮度: 生きた水槽か、しっかり冷やされた陳列からのみ購入し、色つやがない、においが強い、水から出したまま置かれていたものは避けてください。
ヒント
- はっきりした計画を持って行きましょう。1〜2品を選び、合計金額に合意してから上階へ移動します。
- 小さな屋台では使える支払い方法が異なることがあるため、カードに加えて現金も持っていきましょう。
- 狭くて混み合った通路では、貴重品をしっかり管理してください。
- 水しぶきや強いにおいは覚悟しておきましょう。濡れてはいけないバッグは持ち込まないでください。
- 屋外のエリアは大雨や暑さの中では過ごしにくいため、天候を考えて計画しましょう。
- 定休日はさまざまなので、市場や食堂の営業時間はNaver MapかKakao Mapで確認してください。
- 少しでも不安があれば、最終的な金額を書面か画面で示してもらいましょう。
- 食事のあとは、南浦洞の海沿いを散歩すると、気軽に見学を締めくくれます。
