





昌原市鎮海区の中心部をゆったりと流れる鎮海余佐川は、韓国を代表する桜の名所であり、有名な鎮海軍港祭の最大の見どころです。20世紀初頭に海軍基地の町として始まった鎮海には、36万本以上のワンボッナム(王桜)が植えられています。3月下旬に春が訪れると、余佐川の1.5キロメートルにわたる区間は、幻想的な花の楽園に姿を変えます。淡いピンクとアイボリーの花が重なり合ってせせらぎの上にアーチを描き、繊細な花びらが水面に舞い落ちます。
余佐川は、2週間ほどの春の開花ピークで世界的に知られていますが、一年を通して心安らぐ静けさを楽しめます。春(3月下旬〜4月上旬)は景色が最高潮を迎え、数えきれないほどの繊細な桜の花びらが、海風に乗って暖かな春の雪のようにひらひらと舞い、訪れる人々はピンクのトンネルの下を散策します。夏(5月〜8月)は、川沿いがエメラルドグリーンの緑に包まれ、深い緑の葉が涼しい木陰をつくり、地元の人々がせせらぎ沿いで夕涼みの散歩を楽しみます。秋(9月〜11月)は、桜の木々が深みのある青銅色や琥珀色に染まります。冬は穏やかで静かな日々が続き、黒々とした彫刻のような枝が澄んだ青空を縁取り、春の最初の蕾がほころぶのを待っています。
川沿いの遊歩道とロマンス橋は、年間を通して毎日24時間、自由に出入りできます。鎮海軍港祭の期間中は、名物の「夜の星明かりライトアップ」が毎晩18:30から22:30まで行われます。混雑を避けて静かな桜のトンネルを楽しむには、07:00〜09:00の早朝に訪れるのがおすすめです。18:30〜20:30の夕方は、投光照明やレーザーランタンが白い花を藍色の夜空に浮かび上がらせ、まばゆい光景が広がります。川沿いの全長をゆっくり歩いて写真を撮るには、およそ1時間30分〜2時間を目安にしてください。
余佐川の散策、ロマンス橋を渡ること、夜のライトアップの鑑賞は、すべての方が完全に無料です。屋台の軽食や桜をテーマにした名物デザートは、通常3,000〜6,000 KRWです。祭りの期間中は、鎮海駅や近隣の学校周辺の公共駐車場を無料で利用できますが、交通量が非常に多くなるため、公共交通機関のご利用を強くおすすめします。
ソウル駅または水西駅から、KTXまたはSRTで馬山駅またはKTX昌原中央駅まで直通で行けます(所要時間約2時間40分)。馬山駅からは、市内バス760番または762番に乗り、鎮海駅まで直通です(約35分)。昌原中央駅からは、757番または150番のバスで鎮海駅へ向かいます(約40分)。鎮海駅から道路を渡り、北へ徒歩3分で余佐川に着きます。軍港祭の期間中は、昌原駅と馬山駅から鎮海まで直行する臨時の直通シャトルバスが運行されます。
余佐川は、現代的なバリアフリーを考慮して全面的に再整備されています。川の両側に沿った上段の道路レベルの遊歩道は、平らでなめらかなアスファルトとレンガ敷きの歩行者道で、段差がなく、車いすやベビーカーでも楽に通行できます。ロマンス橋自体も平らな木製のデッキ板でできています。ただし、下段の川床の道へ下りるには金属製または石の階段を利用するため、移動に制限のある方は、広い上段の遊歩道にとどまることをおすすめします。そこからは、咲き誇る桜のトンネルを見下ろす最高の眺めを楽しめます。バリアフリートイレは、鎮海駅の近くと川沿いの中央広場にあります。
おすすめの2時間コース「桜のトンネルとロマンス橋めぐり」:鎮海駅前広場に到着し、横断歩道を渡って余佐川の入口へ → 木造のロマンス橋に上がり、枝垂れ桜の枝に縁取られた象徴的な花のアーチを足を止めて撮影 → 左岸の遊歩道を、びっしりと咲く桜の天井の下で散策 → 木の階段を下りて川床の道へ進み、水面に映る桜と吊り下げられた傘のアートを撮影 → さらに北へ進み、川沿いに黄色い菜の花が咲くデッキブリッジの区間へ → 地元のベーカリーカフェに立ち寄り、本場の鎮海桜パン(ボッコッパン)を味わう → 日が暮れるころに反対側の岸の遊歩道を戻りながら、色とりどりの星明かりのライトアップが点灯する様子を鑑賞 → 南へ徒歩10分、歴史ある海軍の建築が残る鎮海中園ロータリーを散策。
ベジタリアンの方も、鎮海で楽しめるメニューが見つかります。鎮海駅周辺の食堂で、山菜ビビンバ、カリッと焼いたじゃがいものチヂミ、味噌チゲなどをお試しください。鎮海桜パン、あんこ入りのパン、季節のいちごデザートは、植物性の軽食として楽しめます。ハラールの方やペスカタリアンの方は、新鮮なカレイのヨモギ汁(ドダリ・ッスクク)、アンコウの辛い煮付け(アグチム)、焼きサバ、肉を使わない具だくさんの海鮮麺鍋などを味わえます。
象徴的な撮影構図:ロマンス橋のちょうど中央に立って上流を望むと、密に垂れ下がる枝垂れ桜の枝が左右対称のピンクのトンネルをつくり、水面を縁取ります。川床から見上げ、桜の天蓋の下に浮かぶ、光を透かす半透明の紙傘越しに撮影します。スローシャッターで、桜の花びらがピンクの毛布のように水面を流れていく様子を劇的に捉えます。鮮やかな紫やマゼンタのレーザー投光照明が白い花を照らし出す中での夜のポートレートも人気です。
訪問時のマナー:余佐川は、生態系が息づく共有の川であり、住宅地でもあります。「花びらのシャワー」をつくろうとして桜の幹を揺らしたり、枝を引き下ろしたりしないでください。歴史ある木に深刻なダメージを与えます。花を摘まないでください。夜遅くには、上の道路沿いにある住宅の近くでは声を落としてください。プラスチックの飲み物カップや串を川床に捨てず、通り沿いに設置された専用のごみ箱をご利用ください。並木の続く川沿いの遊歩道全域で、喫煙は固く禁じられています。
歩きやすい靴でお出かけください。川の両岸を歩くと、約3キロメートルの道のりになります。3月下旬の軍港祭のピーク時には、鎮海方面の車の交通が非常に混雑することがあります。ストレスのない旅にするには、早朝の列車で移動するか、09:00前に到着することが欠かせません。祭りのスケジュール、開花予想、シャトルバスの最新情報は、鎮海軍港祭の公式ポータルサイトをご覧になるか、昌原観光案内所(055-225-3691)にお電話いただくか、1330におかけください。
周辺の見どころ:慶和駅の桜の線路(列車が桜のアーチのトンネルの下を通り抜けます)を訪れる、モノレールで濟皇山公園の365段の階段を上り、鎮海を一望する、歴史ある大韓民国海軍士官学校を見学する(軍港祭の期間中のみ民間人にも公開)、または車で西へ25分、統営の東館(トンピラン)の活気あふれるストリートアートを訪ねる(PLACE-GYEONGNAM-001)。
Q:鎮海の桜の木の由来は何ですか? A:20世紀初頭に、海軍の港を美しく飾るために桜が植えられました。韓国の解放後、植民地時代の象徴として多くが伐採されましたが、1962年に植物学者らが、ワンボッナム(王桜)は実は済州島の漢拏山が原産の韓国固有種であることを発見し、全国的な植樹が進められ、鎮海は韓国の桜の都となりました。 Q:なぜ「ロマンス橋」と呼ばれているのですか? A:2002年に、ヒットしたテレビドラマ『*ロマンス*』が、まさにこの橋で桜祭りの最中に二人の主人公(キム・ハヌルとキム・ジェウォン)が出会う有名なシーンを撮影しました。放送後すぐに全国的なブームとなり、市が正式に「ロマンス橋」と名付けました。
鎮海の桜と海軍遺産の日帰りツアー:午前中に列車または高速バスで鎮海駅に到着 → 徒歩3分で余佐川へ向かい、静かな朝の桜のトンネルを体験 → ロマンス橋で代表的な写真を撮影 → 焼きたての鎮海桜パンとコーヒーを味わう → 慶和駅まで歩き、桜に囲まれた象徴的な列車を撮影 → 鎮海の町でランチに、新鮮なドダリ・ッスクク(カレイのヨモギ汁)またはアグチムを味わう → モノレールで濟皇山に上り、鎮海タワーを訪れる → 夕暮れ時に余佐川へ戻り、幻想的な夜の星明かりライトアップを堪能 → KTX昌原駅または馬山駅から帰路につく。
KTX昌原中央駅または馬山駅から、市内バス757番、760番、または150番に乗り、鎮海駅停留所で下車します(所要時間約35〜45分)。鎮海駅から道路を渡ってすぐ、徒歩3分で余佐川の入口です。
車いす用スロープ、点字ブロック、バリアフリートイレ
主な関心分野および文化ハイライト:
実際の旅行者から投稿された訪問のヒント、体験談、アドバイスです。
合わせて巡るのにおすすめの周辺名所と文化遺産です。
東大門デザインプラザ(DDP)は、世界的建築家ザハ・ハディドが手がけた、うねるような曲線が特徴の革新的なネオフューチャリズム建築の傑作で、45,133枚のユニークなアルミパネルで覆われています。ソウルファッションウィークや国際デザインサミットなど一流の文化イベントが開催され、古い城郭の壁と最先端の都市的創造性を見事に結びつけています。
潭陽竹緑苑は、31ヘクタールの広さを誇る韓国屈指の竹の聖地です。そびえ立つ緑の竹のドームの下に瞑想的な8つの森の散策路が続き、フィトンチッドを豊富に含んだ風が吹き抜けます。伝統的な学者の楼閣や、竹の子を使った美食も楽しめます。
慶州にある瞻星台(チョムソンデ)と東宮・月池(トングン・ウォルチ)は、古代新羅の王都の中心を成す名所です。東アジアに現存する最古の天文台と、7世紀に造られた華やかな王室の宴の池が、ひとつの場所に集まっています。夜の水面に映る景色は比類なき美しさで、世界的に知られています。
統営トンピラン壁画村は、江口岸(カングアン)港を見下ろす断崖に広がる、韓国における断崖アートコミュニティの先駆けです。カラフルで定期的に描き替えられる路地の壁画、おしゃれなルーフトップカフェ、歴史ある東舗楼(トンポル)の砦の楼閣からは、コバルトブルーの多島海を一望できます。